「あなたが転職を決意する4つの理由」でも話しましたが、転職しようと思う理由は必ずあります。
そして、転職活動をしている時の面接では必ずと言っていいほど、それについて聞かれます。
だからと言って、そのまま本音の理由を話してしまうのは得策とは言えません。場合によってはそれで採用を見送られる可能性があるからです。
では、もし「前職をなぜ辞めたのか?」「なぜ転職しようと考えたのか?」と聞かれたら、どう答えるのがベストなのでしょうか?
今回はその質問にうまく答えるためについてお話していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「前の会社は比較的短期間で辞めていますが、なぜですか?」
こう聞かれたとしたら、あなたはどう答えますか?
もちろん、何らかの不満や合わないと感じるものがあったからでしょう。
しかし、それをそのまま言うと悪口になってしまいます。
仮にあなたに非が全くなかったとしても、聞いている側はそう受け取りません。
ですので、「不満があったことに関しては自分のできる範囲で改善する努力をしたがダメだった」という感じがいいでしょう。
「単に文句をタラタラと言っていたわけではなくやれることはやろうとした、でもうまくいかなかった」、今回の失敗を踏まえて、今後の仕事や人生に活用していくという前向きな意思と具体的な案、これをアピールできるといいですね。
「これまで経験してきた職種とは全く異なる職種ですが?」
異業種に転職する際には必ず聞かれると思った方がいい質問です。
年齢がそこそこいっていながら未経験の職種となれば、採用側も難色を示すことが多いです。
ですので、面接官が納得できるような理由とアピールが必要になってきます。
例えば、今までしてきた仕事の経験と志望する仕事が結びつくことをアピールしたり、未経験でも足手まといにならないように学校に通っていたことを伝えるのもいいかもしれません。
転職となれば「即戦力または準即戦力」を探しているわけですので、ヤル気や熱意をアピールすれば何とかなるというものではありません。
「実はあなたに問題があったのではないですか?」
こういった質問は最近は少なくなりつつありますが、いわゆる圧迫面接です。
ここでどういう切り替えしや反応をするかを面接官は見ています。
イラっとしてしまいますが、そこはグッと我慢して、冷静に対処するようにしましょう。
そして、言われたことを素直に受け止め、「そうかもしれませんが、この経験で自分にも反省することや気づきがあったので、それを踏まえてより良くしていきたい」と前向きな返答をするといいですね。
ただ、こういった面接方法は的外れで正しく人を見れないとして、やっているところは減ってきていますので、未だにこういうことをやっている企業はこちらからお断りを入れた方がいいかもしれません。
新卒と転職では求められるものが違う
就職活動と転職活動はプロセスとしては同じですが、企業側からするとチェックするポイントは大いに異なります。
新卒の場合はフレッシュさもひとつの武器になりますが、転職の場合は「今までやってきたこと」が重視されます。
企業は転職者には「即戦力や準即戦力候補」となる人を探しているのです。
転職者には若さがないですが、その分だけ「経験」という大きな武器があるので、そこを大きくアピールしていきましょう。
転職理由をマイナスに捉えない
転職の理由を聞かれることは必ずあるという前提で取り組みましょう。
ただ、確実に聞かれるからといって自分からペラペラと聞かれてもいないのに話す必要はありません。
面接官によっては「過去の実績や経験を重視し、前職を辞めた理由はそこまで重視しない」として全く聞かない人や、聞いても形式的なもので特に採用に関係がないというケースもあります。
ですので、面接も「会話・対話」なので、目の前の面接官を見て、その面接官に聞かれたことを適切に答えるようにすれば、転職理由がマイナスになることもないでしょう。
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