「もしどこに行っても嫌な人がいるのなら、転職を躊躇する必要はない」でも話しましたが、どうしても職場の人間関係で働くのが辛い、嫌で嫌でたまらないとなったら、一度真剣に転職を考えてみましょう。
もちろん考えてみた結果、「もう少し頑張ってみよう」と思い直すこともあるはずです。
今回はそう思い立った時、これ以上取り返しがつかなくなるほど悪化しないために何をしていけばいいのかについて話していこうと思います。
エネルギー回復を最優先にする
とにかく「休養」「休息」を最優先に考えてください。
体と心、この2つの「疲労をためないようにする」ことが最も大切です。
心身の疲労がたまっている状態というのは、ゲームのRPG(ドラクエとかFFなど)で言うなら「毒状態」なので、何もしなくてもじわじわと体力とメンタルを奪っていきます。
すると、毎日少しずつ体力とメンタルが削られているせいで、普段なら耐えることのできるストレスであっても致命傷になってしまうこともあります。
ですので、しっかりと睡眠を取り、美味しいものを食べ、好きなことをして気晴らしする。
常に自分の残りの体力値とメンタル値を把握して、危ないなと感じたら回復を優先し、ちょっとしたことが致命傷にならないように気を配っておきましょう。
苦手な人をよく観察する
よくこういった「嫌いな人が職場にいた時の対処法」的な記事では、「嫌いな人の良い面を探そう」という内容が書かれています。
そして、僕もこれからそのことについて書こうと思っていますが、少し他のものとは異なった視点の話をします。
一般的には「嫌だな、苦手だな」と思うとどうしてもその人のネガティブな部分ばかりにフォーカスしてしまい、その結果ドンドンと相手に対して苦手意識を持ち始めます。
そうするとさらに人間関係が悪化してしまうので、良い面を探して今まで知らなかった相手の一面を見つけたり、地位がある人なら評価されている部分を仕事に活かせないかと考えることがいい、と言われています。
もちろん、それも方法論のひとつですが、個人的にはあまり納得のいく説明ではありません。
ですので、これもひとつの方法論ですが、もし良さそうなら採用してみてください。
それは「相手をよく観察して、意図的に近づく」という方法です。
どれだけ相手があなたのことを嫌いであっても、その人が好きなこと、興味のあること、重要だと考えていること、そういった点に肯定的な態度を取っていると、少しずつ態度も変化してきます。
最初は「ご機嫌取りか?」「おべっか言いやがって」と相手は思うかもしれませんが、それも続けば少しずつ相手の態度は崩れていきます。
別にプライベートまで仲良くなる必要はありません、職場にいう8時間だけ演技をすればいいだけです。
あなたに対する好感度が0%から30%になっただけで、かなり過ごしやすくなりますよ。
今までならちょっとしたことでも小言や嫌味を言われていたとしても、「そこはちゃんとしてくださいね」と一言注意が入るだけで済めば、その分だけストレスは軽減されます。
エネルギー残量を常に意識しておく
そこに居続けると決めたなら、あとは「ストレスの回復と軽減」にだけを考えてください。
エネルギーが残っていないと、実際に転職活動をしようという意欲すらも削がれてしまいます。
家に帰ってクタクタで、もう何もしたくないという状態になるまで、自分をすり減らさないことが大切です。
そして、できるだけ省エネで過ごせるような状態を維持し、環境を作っていく意識を持ち、転職活動や資格取得のために動けるだけのエネルギーを残すことを一番に考えましょう。
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