転職活動をする際に必要なのは履歴書以外にもうひとつあります。
それが「職務経歴書」です。
これは正社員で働いている人だけでなく、フリーターなどの非正規雇用で働いている人でも、正規雇用での求人に応募する際には必要なものです。
採用担当も普段の仕事をしながら求人の応募者の対応をしており、忙しい中での選考であるため、じっくりと読んでいる暇はありません。
マッチングアプリで検索したらたくさんの異性が出てきたり、大量の「いいね」がついたら、全員をしっかり見る気も失せて、見た目とプロフィールでしか判断しませんが、それと同じ状態になっていると思ってください。
応募が多いところなら転職サイトに掲載した最初の一週間で何十人というエントリーがあるそうです。
ですので、転職の第一関門はこの履歴書と職務経歴書にかかっていると言っても過言ではありません。
今回はその中でも書類選考を突破しやすい職経歴書の書き方について、お話していきましょう。
職務経歴書は何を書いてもいい
意外かと思われますが職務経歴書は履歴書と違って、統一されたフォーマットというのはありません。
つまり、どういう形にするかというところで、もう他と差別化ができるようになっています。
無難によくありがちなフォーマットにするのか、人とは全く異なるものにするのか。
どちらが正解というわけではなく、応募先の企業の社風や性格から考えるといいでしょう。
老舗で古風で保守的な企業であれば、割とかっちりとした無難なフォーマットの方がいいです。
逆にベンチャー企業などであれば、一風変わったおもしろい職務経歴書でOKな場合があります。
どちらにせよ、大事なのは「見やすく、情報がわかりやすく、目に付きやすい職務経歴書」ということです。
書いておきたい項目一覧
職務経歴書と言ってもA4で10枚も20枚も出すわけではなく、だいたい1~2枚程度の分量で、これまでの自分自身の職歴や経歴を書いていかないといけません。
ですので、具体的かつ明確に、そして簡潔に以下のことを書くようにしましょう。
・これまでの経歴や職歴
・企業名や就労期間
・過去の実績(具体的な数字や成果を書く)
・保有資格やその他自分ができるスキル
・ポートフォリオなど目に見えてわかる実績
・応募先の企業で何が活かせるか
こういったことを端的に書いていき、文章量としてはツイッターのツイート2~3個分(300~500文字程度)に収めるようにするといいですよ。
第三者やプロの視点も取り入れる
もしどうしてもうまい職務経歴書が書けないという場合は、転職エージェントを頼ることをオススメします。
転職エージェントは職種別の職務経歴書のフォーマットがあり、また添削も無料でしてくれます。
僕自身も自分で作った職務経歴書を添削してもらったことがありますが、かなり見栄えも良くなりましたし、その結果それまではお祈りメール続きだったのが、無事に転職することができました。
自分では「これでいいだろう」と思ったものも、客観的に見たり、応募先の企業の視点で見た時に、不必要なものや逆に不足しているものがあるのですが、それになかなか気づかないので、プロの視点を入れることで、より書類選考に通りやすい職務経歴書を作ることができます。
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