最近はSNSの発展や利用者数の増加、企業自体もSNSを使うこともあり、比較的行わなくなったものに「圧迫面接」があります。
もちろん、色々な研究でも「やる価値がないもの」となりましたが、それでも未だに行われている企業もあります。
なぜ一部の面接担当者はそういった高圧的な態度を取るのでしょうか?
そして、本当にそれは圧迫面接だったのでしょうか?
実は圧迫面接ではないケース
圧迫面接にも2種類あって、「応募者が圧迫面接だと感じた場合」と「担当者が意図的に行っている場合」の2つがあります。
前者の場合は担当者に笑顔がなく無表情だったり、言い方がキツかったりすると、応募者の方が勝手に圧迫面接だと感じることがあります。
僕自身もフリーターから正社員になった時の転職活動で、そういうのがありました。
担当者は何気なく聞いたのかもしれませんが、僕自身は「すごくムカつく、絶対にここは嫌。客としても使いたくない」と思うような物言いをされた記憶があります。
このケースはおそらく前者だと思いますが、求職中というのはそれだけナーバスになっているので、ちょっとしたことでもネガティブに捉えてしまうものです。
そこを理解している企業は「不合格でもお客さんになるかもしれない」と、できるだけネガティブな感情や印象をもたれないようにするものですので、その辺りでも企業の性格や体質が見えるかもしれません
圧迫面接から担当者が読み取りたいこと
後者の場合は意図的に強い言葉や質問をして、以下のようなことを確認しています。
・ストレス耐性があるか
・表情に出さず、臨機応変に対応できるか
・冷静にロジカルに対応できるか
・不利な状況をどう挽回していくか
・イレギュラー時の対応力はあるか
・熱意や情熱があるか
などを見ています。
そのため、人によってはイジワルなことを言われていると感じるような質問も出てきますが、それをきちんと突破できれば高評価に繋がります。
絶対に許容してはいけないこと
ですので、基本的には「会社の職務内容やカルチャーに合う人を探しているからこその質問」という認識でいたらいいですが、ひとつだけNGがあります。
それが「応募者本人の人格や周りの人を批判や否定する内容」です。
これは許されることではないので、毅然とした態度でこちらから断るつもりで面接を終えてください。
それを受け入れるということは、入社した後もそのカルチャーの中で働くということです。
またそれに対して怒りを表したり、うまく返せなかったとして、「この人は我が社と合わない」と思われても、それはもう縁がなかったと思った方がいいです。
それが企業全体の風潮なのか、もしくは面接担当個人のイジワルや憂さ晴らしなのかはわかりませんが、何かしらの違和感や嫌悪感を感じたら、もし内定がもらえたとしても辞退した方がいいでしょう。
冒頭でも話しましたが、「圧迫面接はやる価値がない」という研究もでています。
つまり、今もやっているところは「時代遅れで、情報を自分から取ってこれない会社」と思った方がいいです。
また、応募者にとっては企業の顔とも言える採用担当者がそういった面接をしているという時点で、コミュニケーションがうまくできていない企業と考えることもできますので、個人的にはよほどそこで働きたいという熱意がないのなら辞退を検討してもいいと思います。
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