「やりがいのある仕事と世間は言うけれど、実際のところそれが何なのかわからない・・」ということを考えたり、悩んだりしたことはありませんか?
やりがいのある仕事に就けたら天職で幸せだという風潮もありますが、どんなことにやりがいを感じるのかがイマイチわからないという人も多いです。
理想を求めて意気揚々と入社してみたけれど現実とのギャップに落ち込むというのは、新卒ではよくある話でしょう。
ですので、今回はやりがいのある仕事の条件と見つけ方についていくつかお話しているので、今後の参考にしてみてください。
好きで何時間でもできることは何ですか?
やりがいのある仕事として一番のポイントが「楽しくて、ストレスがない仕事」だと思います。
もちろん、いくら楽しくてストレスがない仕事と言っても、細かく分けていくと楽しくないことやストレスになることも多いです。
しかし、トータルで考えた時に楽しいと感じたり、ストレスフリーだと思うことが多く、大変なことがあったとしても乗り越えるだけの気持ちを常に持ち続けれる仕事が、その人にとってはやりがいのある仕事だと考えています。
例えばゲームが好きという人がいたとしましょう。ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとかのRPGが好きな人。
レベルを99まで上げて、全ての職業をマスターするためには何十時間もの間ずっとレベル上げとしてザコ敵と戦うという単調な作業が必要です。
僕なんかはそれは無駄な作業だと思ってしまうのですが、コンプリートしたいと思う人はそういう作業も苦ではなく、楽しみの一貫としてやっていますし、レベル99になった時は達成感を持つみたいです。
このように自分が好きでずっとやっていけるものや他の人が辛いとか大変だと思うようなことが自分にとってはそう感じないものであれば、かなりやりがいのある仕事に近い可能性がありますよ。
人の役に立っているか、人に喜ばれるか?
自分が楽しい仕事だけでは車で言うところ前輪でしかありません。
後輪となるのが「人の役に立っている」ということです。
他人にとって不利益になるとか、社会的に悪とされるものをやっていると、いくら自分が楽しいことであっても他人からは評価されにくいです。
また本人はそれでよくても家族にとってはそれが重荷になったり、何かしらの不利益や負荷になることもあり、そうなってしまうとやりがいは感じにくくなるでしょう。
ちょっと現実的ではない例えですが、どんな鍵でも開けることのできる才能を持った人がいたとしましょう。
その才能を買われて、盗みのプロ集団に高い報酬で雇われたとします。
しかし、そんな彼も結婚し、子どもができ、家族を持つようになりました。
自分の得意なことをして、普通に働くよりも何倍ものお金を稼いでいるけれど、プロの盗みだとは絶対に言えない。
この状態だとさすがに「やりがいがある」とは言えないと思います。
生活できるだけのお金は稼げるか?
もう1つ重要なことがあって「生活できるだけの収入がある」というのも大事なポイントです。
例えばアニメを作るアニメーターが問題になっていますが、1ヶ月1日12時間とか働いて月給が9万円とかというところもあるらしいです。
いくら絵を描くのが好きで、自分が描いた絵がアニメとして動くという夢のような仕事をしていたとしても、月に9万円とかならどうやっても生活できませんし、バイトの方がまだ稼げます。
このようにどれだけ自分がやりたいと思っていたと仕事をしていたとしても、生活が困窮するようであれば幸福度は上がりませんので、やりがいは感じにくくなるでしょう。
嫌なことの裏返しがあなたが求めるもの
やりがいのある仕事を見つけるためには、
・楽しいこと
・人の役に立つこと
・お金が稼げること
という3つのポイントが大切になってきます。
その上でもう1つポイントを挙げるとすれば、「自分がやりたくないこと」を先に決めておくといいでしょう。
例えば「月収100万円もらってもやりたくない仕事って何だろう?」とちょっと極端なくらいの質問を自分にしてみて、あなたが嫌だと思うことを探ってください。
そして、嫌なことが見つかったらその裏返しが「好きなこと」「求めていること」です。
嫌なことというのはあなたの価値観や考え方から来ていますので、よりあなたの本質的な部分に関わります。
嫌なことをしていればやりがいを感じるのは難しいので、まずはこのアプローチから探すのもいいかもしれません。
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