よほどの人嫌いではない限り、人間関係をできるだけ円滑に良好にしていこうと思うものです。
しかし、そう思っていてもなかなか人間関係がうまくいかないという人がいます。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?
今回は人間関係をよくしたいと思って行動しているのにも関わらず、人間関係がうまくいかない人の原因や特徴について紹介していくので、思い当たるものがあれば改善していきましょう。
独りよがりになっていないか?
相手のことを考えて行動しているにも関わらず、結果として相手から嫌われたり、疎まれるケースがあります。
この場合、相手のことを考えているようで実は「独りよがり」のケースが多いです。
例えば「こういうことをすれば相手は喜ぶに違いない」と思って、自分勝手な思いをぶつけてしまったりとか。
他にも「君の事を考えて言うのだけど」という枕詞とともに、むちゃくちゃなことを言われたり、感情的に怒られたりするなどがあれば、相手としては感謝するどころか逆に「この人は苦手だ」となってしまいます。
ですので、きちんと相手の反応を見て、それが良かったかどうかを考えるようにしたいものです。
特に上司と部下のような上下関係があると、部下はストレートに嫌とは言えないのでそこをうまく汲み取れる人なら信頼される上司となるでしょう。
相手の心理を読もうとしていないか?
人の気持ちがわからないという悩みが行き過ぎると、占いや心理学などに傾倒し、相手の気持ちや心理を読もうという行動に出ることがあります。
もちろん、このキッカケは「人と仲良くなりたい」「人をもっと知りたい」という前向きな気持ちから来ているのですが、行き過ぎてしまうとかえってうまくいかなくなるものです。
人の心理は傾向として「こういう風になる」というものはありますが、白か黒かでハッキリと分かれるものではありません。
また、例えば「君はステキな人だ」という言葉でも、好きな人に言われると嬉しいですが、嫌いな人から言われると嫌な気持ちになる人もいるでしょう。
言葉自体は同じ意味であっても、受け取り手によって反応や解釈は変わります。
そこをわからずに「○○と反応したからこれは好意があるに違いない」と白黒つけてしまうと、いつの日か大きな失敗を引き起こすことになりますよ。
八方美人になっていないか?
人間関係を円滑に回したいという思いが強くなりすぎて、自分の気持ちを出さずに八方美人になってしまう人もいます。
こういう行動を取る人は心の奥底で「人からよく思われたい」という気持ちがあるのですが、残念ながら多くの人は八方美人の人をよく思わないのです。
例えばAさんとBさんのどちらにも好かれたいという思いから両方に良いことを言うと、逆に「あの人は調子がいい」「誰にでもおべっかを使う」という評価になるでしょう。
ですので、ここぞという時は自分の考えをきちんと話すようにしましょう。
自分優先の行動をしていないか?
自分の意見や主張ばかりで、何でも自分優先という人はやはり嫌われます。
例えばシフト制の職場で休み希望が重なった時に、自分の希望を先に休みにして、被っている人を出勤にする上司なんかは嫌われる典型例です。
もちろん、上司にも事情があるので一概にその人が全部悪いというわけではないでしょうけれど、毎回毎回そういう風にやるようであれば、やはり周りの部下はついていこうとは思わなくなるでしょう。
人間関係においては時に自分より他人を優先したり、大切に扱う必要もあるのです。
そこに気づいていない人は、いくら頑張ってもなかなか人からよい評価をもらうことはできないですね。
当てはまるものがあれば要注意です
これらは全部、本人が気づいて改善していけば、少しずつ周りの態度や評価は変わっていくものばかりです。
ですので、まずは自分が当てはまっていたものかないかを再確認し、もし当てはまっているものがあれば最優先で改善するようにしましょう。
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