あなたの周りに愚痴が多いとか不平不満が多いという人はいませんか?
もちろん、誰でも生きていれば愚痴や不平不満はでてきます。
それに時には愚痴や不平不満が人間関係の潤滑油にもなるので、それらがダメだというつもりはありません。
どのような生活を送っていても、それこそお金持ちであっても多少の不平不満は出てくるものなので、愚痴や不平不満を一切言わないという人はほとんどいないでしょう。
しかしながら、延々と愚痴や不平不満を言われると聞いている方はウンザリします。
あなたの周りにもいませんか、いつも同じ愚痴や不平不満を言っている人を。
愚痴や不平不満を前向きに捉えてより良い方向に変えていこうという原動力ではなく、ただただその場に留まって愚痴や不平不満を言っている人は一定数います。
なぜこのような違いがでてくるのでしょうか?
今回は愚痴や不平不満が多い人の心理を分析して、どういう人が愚痴や不平不満が多くなるかを探ってみたいと思います。
自分中心に考える人は要注意
1つは「自分を中心に世界が回っている」と考えている人です。
例えば、駅でもう新幹線が出ようとしているのに「今からお弁当買いたいからちょっとの間だけ待っててくれ」と言って、それが通るわけないですよね?
でも、そういう人は「ほんの5分くらいじゃないか!なぜ待ってくれないんだ!」と怒ります。
これ、普通の人からすると「何言ってるんだ、この人?」という話になるのですが、そういう人は「自分の常識=社会の常識」と考えている節すらあるため、理不尽な要求を突きつけて、それが叶わないとなると怒りだします。
この例は極端な例ですが、大なり小なり似たようなことは身の回りにあるのではないでしょうか?
マイナス思考・ネガティブ思考の人が多い
「マイナス思考・ネガティブ思考」な人も、愚痴や不平不満が多くなりがちです。
こういった人はどうしても減点法で物事を見たり、マイナスの視点で判断をするため、どうしても愚痴や不平不満が多くなってしまいます。
基本的に「足りない」というのが前提にあるため、何かしてもらっても「この程度しかしてくれなかった」と受け取ってしまいます。
しかし、例えばあなたが好意で何かをやってあげた時に「ありがとう」と感謝されると「また次もやってあげよう」と思うでしょうが、「そんなの当たり前だろ」とか「思ったよりもたいしたことないね」という風に当たり前とか不足しているというニュアンスの言葉を言われると、「こいつにはもう二度としない」と思うはずです。
マイナス思考やネガティブ思考の人の中には、ここまでケンカ腰で言わない人もいますが、やはり気分が良くないので「これからやってあげるのはやめよう」と思われると、当然ながらやってもらえる頻度は低くなります。
それに気づくと「あの人はやってくれたのにやってくれない」とか「なんで私だけやってもらえないのか」と、また愚痴や不平不満を言い、その結果ドンドン周りから人を遠ざけていくのですが、本人はそれに気づいていません。
うらやましいという気持ちが裏にある
「羨ましい」という気持ちやそこからくる「嫉妬や妬み」という感情によって、愚痴や不平不満を言う人もいます。
もちろん、誰だって「羨ましい」と思うことはありますし、それに対して嫉妬の感情が芽生えることはあります。
例えば、あなたと一緒に今の会社に入った同僚がそこまで大きな結果を出したわけではないのにもかかわらず、先に昇進を果たした時は「えっ?なんであいつが?」という気持ちが芽生えることもあるでしょう。
そこにはやはり不平不満や納得のいかない感情があると思います。
こういうのはその時のタイミングであったり決定者の心象なども左右されるのでどうしようもない部分はありますが、気持ち的には納得できないということもあります。
ただ、やはり嫉妬や不平不満の感情が強く出るという人は、「自分では行動していないのに他人の良い結果に嫉妬する」という傾向が強いです。
行動を正当に評価されていないという気持ちもあるでしょうが、本当に頑張っている人だときちんとフォローがあったり、別のことで何かしらの評価を与えられることが多いです。
それすらもないということは、実は同じラインではなかったということです。
愚痴や不平不満を言う人を改心させる方法
愚痴や不平不満を言う人というのは、「満たされていない」「冷遇されている」「誰からも相手にされない」「苦労や努力を理解されない」などの気持ちがあり、言い換えると「認めてもらっていない」というのが根本的な原因となります。
ですので、まずはその不満を消化させたり、排出させる必要があります。
ただただ話を聞いてあげて、不平不満を全部外に出します。
全部出し切った後に「じゃ、どうなったら一番いいと思う?」とその人にとって最高の状態をイメージしてもらい、そのイメージに近づくためにはどうしたらいいかを一緒に考える。
このステップを踏むことで愚痴や不平不満を言う人を、前向きな気持ちを持つ人に変えていくことができます。
大事なのは、ただただ話を聞いて、全て吐き出させることです。
全部出し切るまではアドバイスも説得も不要です。もし、それをしてしまうとせっかくの努力も水の泡、また愚痴や不平不満を言う人に逆戻りになるでしょう。
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