人はちょっとした言葉や行動で「この人は思いやりがあるな」「この人は全然思いやりがないな」と感じるものです。
人の気持ちを考えることができず、自分の気持ちばかり優先して行動する人は、少しずつ周りから人が離れていきます。
別に大きなことをしろというわけでなく、ほんの少しの気づかいや思いやりがあればいいのですが、思いやりのない人はその気持ちが態度や言葉に出てしまいます。
そして、勘のいい人だとただ話しているだけだったり、他人と会話している姿や話を聞くだけで「この人は思いやりのない人なんだな」と気づいてしまいます。
ですので、今回は思いやりのない人の特徴をお話しますので、もし該当していなかったとしても反面教師として学んでいってください。
自分の感情や欲が最優先
自分の欲望や感情が最優先というのは、露骨に出なくてもちょっとした言動に現れます。
何でも自分のことが最優先で他人は後回しにしていたり、自分の欲を満たすために他人を利用しようという態度を取っていると、人は離れていきます。
例えばサービス業だとみんなで一斉に休憩に行くというよりかは、ひとりひとり時間を分けて休憩に行くということがあります。
そこで「いつも自分はこの時間に行きたい」と決まった時間に行き、それが早まったり遅くなると途端に不機嫌になるという人は、この傾向があります。
例えば、ある人が「この時間までには電話をしないといけない用件があるから、今日1日だけ休憩を早めに取りたい」と言うことだってありますよね。
別に毎週起こるわけではなく、年に数回あるかないかの話です。
それでも「自分はこの時間に行きたいのに!」と不機嫌になったりするのは、思いやる発想自体ないかもしれません。
嫌なことは他人に任せたり、文句を言う
自己愛が強すぎるのも特徴です。
例えば、友人や知人、部下や後輩が辛い状況や厳しい状況にあっても全く関係ない素振りなのに、自分が同じ状況になったらやたら辛いことをアピールしたり、それを他の人にやらせようとする人がいます。
もちろん、誰だって辛いことや厳しい状況の中で何かをしたいとは思いません。
ですが、経験がある人や役職がある人というのはそういった時に何をするかが仕事ではないでしょうか。
普段は部下や後輩に偉そうにしているのに、肝心なところでは逃げ腰で他人任せだとしたら、そういう人についていこうという人はいないと思います。
自己中心的で自分勝手
自己中心的な性格の人も要注意です。
自分の決めたことが全てまかり通ることもなければ、自分の思ったように世界が動いたり他人が行動することはありません。
しかし、思いやりのない人は自分の思い通りにならないと不快な感情をあらわにします。
この話は本当に理不尽だなと思ったエピソードなのですが、係長が前日から体調を崩していて「後でちょっと抜けて栄養ドリンク買ってきてくれない?」と頼まれていました。
もちろん、そういうやり取りがあったことを課長に伝え、「少し抜けてもいいですか?」と尋ね、了承を貰って出かけました。
係長が非常に辛そうにしていたので「栄養ドリンクとビタミン剤を買ってこよう」と思い、往復10分くらいの場所にあるドラッグストアに行ったのですが、その間に電話が多かったのか「忙しいのにどこまで行ってるんだ?そこにコンビニがあるだろう!」と詰められたのです。
僕としては「なんでそこまで言われないといけないのか?」と不思議な気持ちとイラっとした気持ちしかなかったですし、もし電話がなければたぶんそんなことは言われなかったと思います。
そのくせにとは言っては何ですが、自分が体調が悪い時は「ちょっと行ってくる」とふらっと抜けて買い物をしてくるので、「えー、それはいいの?」と思ってしまいました。
人に優しくした分だけ人から返ってくるとしたら、やはりそういう人はあまり返ってこないんじゃないかなと考えてしまいますね。
本人からすればおそらく「優しく接しているんだ」と思うことはあるかもしれませんが、受けてからするとそれ以上に「理不尽だな」とか「自分勝手だな」と思うことが多いため、信頼は得れていないケースの方が多いのではないでしょうか。
思いやりのある人になりましょう
思いやりのない人というのは本人が自覚しているしていないに関わらず、周りからは嫌われてしまう傾向が高いです。
それは職場の人間関係だけでなく、友人関係や恋愛関係でも同じです。
ですので、もしあなたが同じような状況だったり、今回話したようなエピソードの自覚があるなら、少しずつでも意識を変えて、人と接するようにした方がいいでしょう。
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