会社によっては残業代が出ないというところもあります。
働き方改革により「残業代を出さないために、残業をさせない」というところも増えましたが、まだまだ残業をしないで仕事が終わるという状態にないという人の方が多い気はします。
残業代というのは働いた分だけ賃金を受け取るというものですが、色々な事情により残業代が出ないということがあるのが現実です。
また、会社としても残業代を払わないでいいように色々な方法で、残業代が発生しているのに出さないというところもあります。
あなたがそれで納得していればいいのですが、そうじゃないのであれば何かしらのアクションを起こした方がいいでしょう。
残業代が出ないというのは普通ではない
「この業界ならそれが当たり前」「この会社は基本的に出ないから」と言われて、「はい、そうですか」と物分りのいい態度をしても損しかありません。
他にも残業はほとんどしないけれど休憩が取れても15分という場合も、それが普通ではありません。
休日出勤をしたのに別で手当てが出ない(代休がない)、有給が使えないというのも同じです。
「残業代は出ないのが当たり前ではなく、支払われるのが当たり前」です。
日本はある時期からこのすり替えを行ってきたせいで、多くの人が「残業代が出なくても仕方ない」という風に思っているかもしれませんが、それは大きな間違いです。
いわゆる「サービス残業」と呼ばれるものですが、これは労働基準法違反になりますので、当然ながら処罰対象ですし、悪質だと営業停止になる案件です。
これらのリスクが法律にきちんと明記しているのにも関わらず、そのリスクを犯してまで残業代を支払わないというのは、経営側がそういった知識がないか、それを承知で行っているブラック企業ということになります。
あなたは自分の貴重な時間を労働力として売っているわけですが、それを不当に安く買い叩かれているのを泣き寝入りする必要はありません。
残業代が出ない時の相談先や対処法
残業代が出ないことに対して「おかしいな・・」と思い、上司などに相談してもきちんとした返答がもらえなかった時、まず最初に準備すべきものがあります。
・何時から何時まで働いたのかという日々のタイムシート
・それに対して会社が支払った給料
この2つの証拠がないと話になりません。
ただ一方的に「残業が払われないんです」と言っても、何もできません。
タイムカードがある会社ならタイムカードをこっそりと全部コピーしましょう。もしタイムカードがない場合は、手書きのメモでいいので出勤時間と退勤時間をメモしておいてください。
それらが用意できた上で会社に相談してみてもいいですが、過去に在籍した人が同様のことを行っても無駄だったという逸話がある場合は、それを無視して労働基準監督署や弁護士に相談しましょう。
より影響力のある外部の人に依頼することで、会社も動かざる得なくなります。
もし「そこまで大事にしたくない」「それはハードルが高い」というのであれば、さっさと見限って転職する方がいいです。
まぁ、転職するにしても一矢報いるというのもありですが。
どちらにせよ。そこにいる限りは給料は増えない、残業代は出ないということなので、そこに居続けても安く使われて終わりです。
それでもその会社にしがみつかないといけない理由があるのなら、それも仕方のないことかもしれませんが、特別な理由がないのであれば別の世界を見るのもいいと僕は思いますけどね。
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